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こどもたちが本に親しむ環境づくり ~伊勢市立みなと小学校~ Part2
Part1では、新校舎の概要と2階メディアスペースの様子を紹介しました。Part2では学校長 藤原成枝先生に読書活動の推進についてお話を伺います。
伊勢市では子どもたちが本に親しみ読書好きになってもらおうと、小学生向けのブックリスト「読書ツアー」(低学年用・高学年用)を作成し全児童に配布しています。
冊子には教育関係者や司書が選んだ絵本や物語、科学、歴史などの幅広いジャンルの本各150冊ずつ紹介されており、子どもたちがその中から読みたい本を選んで学校図書館などで借りて、読んだ後には冊子についているシールを貼って、日付や感想などの読書記録を書き込むようになっています。30冊読むごとに「達成シール」を貼ったり、150冊を読むと「認定書」がもらえるなど、子どもたちが興味を持って取り組めるような工夫もされています。
みなと小学校ではメディアスペースの中央に、読書ツアー掲載の本のコーナーを設け、この取り組みを促進しています。
また、朝読書の実施や、多読賞の表彰をはじめ、図書委員会による「しおりさがし」や「スタンプラリー」など子ども自身が考えた楽しい企画で、読書活動の推進を図っています。
メディアスペース内には、調べ学習などにも活用ができる大きなテーブルとイスがセットされている他、スツールやカーペット敷のスペースが用意されており、子どもたちは普段から思いおもいの場所で本に親しむことができます。
伊勢市立みなと小学校
所在地:三重県伊勢市
施主:伊勢市
設計:山下・西井特定設計業務共同企業体