平湯文夫の研究所だより No.047
「3千円から3万円でできる学校図書館の手づくり改修法」が出版されました。
昨年5月、『図書館家具絵物語』の最後に16頁の増補という廂を借りるかたちで出したものが、48頁の1冊となって出版されました。昨年の16頁分の「手づくり改修法」は時宜を得て大変好評で、これをテキストにした実習研修会も相次いで、嬉しい悲鳴でしたが、もう少しくわしいものが欲しいという声もありました。
そこで、学校司書の津留さん、中島さん、図書係教諭の竹村さんという現場の実践家にも加わっていただいて、3倍の48頁にして独立した1冊にしたというわけです。写真も図面も説明もふやして、ぐっと分かりやすくなりましたが、なにより、現場の実践を具体的に示していただいたのがいいと思っています。加わっていただいた3名の方々の発表や研修会へのお招きもふえているようですが、これをテキストにしていただくと、研修などもやりやすく、またあとで、じっくり見られるので、研修会なども実のあるものになるはずです。
そこで、通常価格は1部800円(送料共900円)ですが、研修会等で、参加者全員のテキストにしていただける場合は1部500円の断然格安にしたいと思っています。こんなことのできる秘密は、印刷部数を3千部以上にふやすと単価が格段に安くなるからです。ちなみに、4冊までの注文は、送料共1冊900円ですが、5冊以上だと送料共1冊600円に格安になります。全頁総カラー印刷の本を、非正規やボランティアの方々にも負担を少なくして活用していただきたいためと、まちがいなく、学校図書館をよくすることに役立つこの本を1冊でも多く広めたい思いからです。
この『手づくり改修法』を使った最初の鹿児島での研修会に竹村さんと出かけました。
そして、8月1,2,3日の学校図書館問題研究会兵庫全国大会では、津留さんと竹村さんが「図書館改造」の分科会を担当します。この分科会の申込みも70名あるとか。