研究所だより

平湯文夫の研究所だより No.036


学図研東京大会(オリンピックセンター)に参加

 1日目は、総会のあと、フィンランド教育の第一人者、福田誠治氏の講演。夜は、屋台ナイターに、竹村先生と「3千円から3万円の材料費でできる学校図書館の改修法で、出演。
 2日目の、実践報告は、純心女子短大出身遊佐幸枝君の「校長先生、図書館も純心の教育に参加します。タイトルからしてしたたか。内容もりっぱ。
午後の分科会もこれを受けたものに出る。調べ学習をやる先生方からの発表もおもしろかった。今年もいろいろな人たちに会えた。


帰り、近畿のA中高校図書館の家具据え付けに立ち会う。

 近畿で立命館につづいて、新築で存分にやらせていただいた図書館として楽しみにしていたが、最後に残念なことになった。この図書館の花の部分がこわれたのである。図書館づくりは格闘技であり、また、すべてにうまくいくものではないが、今回は、花の部分がこわれたのがやはり残念でならない。


山口県の学校図書館研修会でも手づくり改修法を。

 1日目は、山口全県から集まられた、校長先生4名を含む75名ほどの参加者に手づくり改修法を。
 まず、午前は、スライドトークで、前半は全国の進んだ学校図書館を紹介し、後半は、手づくり改修法の話を。
 午後は、初めの1時間で会場校の実際の図書館の現場で、アプローチ、玄関に始まり、全館を診断して改修法を話し、つづく2時間は手づくりの実演。
 反応は確かだった。
 2日目は、山陽小野田市で同じような研修会を。27名の参加者全員が、それぞれ、自分の小さなブックスタンドづくりもするというところが昨日とはちがった。これには、27人分の下ごしらえと、当日の限られた時間を1時間もくってしまうのが大変だったが、全員初体験の電動工具もつかって自分でつくった体験の意味ははかりがたいものがあったと思う。ここには、私に劣らぬ技量と熱意をもつ開初さんがおられるのがなんとも頼もしい。


実際に学校図書館の前で、アプローチと玄 関を魅力的にするノウハウを。


参加者全員、小さなブックスタンドをつく りました。


長崎県学校図書館大会になんと330名も参加。

 1昨年にひきつづいての復活第2回大会は、参加数だけでなく、内容もすばらしかった。長崎県の学校図書館の躍進のさまを見た思い。


神奈川県藤沢市小学校の図書館部会でも手づくり研修会。

  藤沢にも、黒川先生というやはり私に劣らぬ技量と熱意の方がおいでで頼もい。ここでは本番の前日、有志で集まって、下準備も兼ねた研修をやることにした。
 まず、朝9時、この夏休み、学校をあげて改修にとりくんでおいでの、黒川先生の 南小の図書館に集まって、みんなで完成ま近いお手なみを拝見させていただきました。それはみごとで、みんな、これからやろうとすることのイメージを描くことができました、
 その後、ホームやセンターを訪ねて、工具と木材の入手方法など実地に学んだあと、翌日の会場である善行小の図工室で実演しました。


この記事は、2003年7月1日から平湯文夫先生が自身のホームページ「図書館づくりと子どもの本の研究所」に掲載した研究所だよりを再編集して転載したものです。


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