平湯文夫の研究所だより No.025
長崎県市町公立学校施設整備事務担当者説明会・研修会
長崎県教育庁教育環境整備課による表記研修会で、「学校図書館の整備について」と題して話す機会を与えていただきました。県下全市町より小中学校施設整備の担当者が集まられての研修会でしたから、1自治体でも、私の話に関心をもってもらって、いい学校図書館をつくっていただけることを願っています。
東京、札幌のホームセンターめぐり
上記研修会を朝一番に入れていただいて、あと東京へ。午後、学校図書館を改修したいといわれる埼玉の高校図書館へ。
翌日はさいたま市のホームセンターや池袋のハンズへ。次の日は学図研大会参加のため札幌へ。ここでもホームセンターめぐり。
札幌の「ジョイフル・AK」の大きさには驚く。もっと大きい姉妹店が北広島市にあり、全国にはさらに大きいのもあるはずとか。
ホテルの部屋は鳥取の今井書店会長の永井さんといっしょで話がはずむ。片山前知事をしてあそこまで図書館にのめりこませたのは、今井さんにちがいないと思ってきたし、それは、今年度から島根県で始まった県下全自治体の小中学校への学校司書配置補助などにまでおよんでいるとみています。
大阪私立中高校図書館研修会で家具づくりの実習
諫早・北九州・西彼の研修会の流れの仕上げのような研修会になりました。研修会の前日、春からいっしょに準備をすすめてきた古坂さんに、木工大好きという増田さんと中3のお嬢さんも10時には集まってくださって、夜8時まで、明日本番のための準備。
まず会場の技術室と工具の点検。そのあとホームセンターをまわって、木材や工具の購入、カット、運搬。会場へ帰って下準備。会場校の古坂さんの心配りと、木工大好きの増田さん親子の適確で息のあった準備作業はみごと。力尽きて8時に帰ることにしたが、20名の実習の準備はやはり大変。
当日は、8時半から昨夜残した準備にかかって、9時半本番開始。
午前中講義、午後製作実習――午後の実習は、前半3班に分かれて、3種類、全員完成して持ち帰れるものを1個ずつ製作。後半は、少し大物を2班に分かれ2種類、1つずつ。
後片づけして終了したのは5時20分。「木工など初めて。できる自信はありません」なんていっていた人たちも、全員、1日中夢中で、多分1人もみじめな思いをした人などなく、それぞれにりっぱにつくりあげ、達成感をもってお土産の品を持ち帰られたはず。
曲線切りのジグソーなど「実際に体験するのとしないのでは大違い」と全員に体験してもらって、全員りっぱに(?)切れました。
ありがたかったのは、会場校の古坂さんが裏方に徹してくださったこと。増田さん親子が、自分のもつくりながら、全体の指導にもあたってくださったことです。私一人でとうていできることではありませんでした。
次は、実際に、どこかの学校図書館を、一日かけてみんなでかかって、生きかえらせる実習をやりたいものです。